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東京技術協会の105周年とこれから

第一次大戦終戦の翌年である1919(大正8)年、創業者である小林幸太郎は殖産興業に湧く日本の製造業創の設計図面配布が滞っていることに着目し、設計図面の浄書(トレース)作業員を育成。まだ派遣業という概念などなかった当時、製造企業にトレース作業員を派遣し、トレース図面を持ち帰り青焼き複写をして納品しました。喜ばれたお客様からは親しみをもって「人貸しさん」と呼ばれたそうです。

 

その後、関東大震災を経て第二次世界大戦中に法人化。戦後はGHQ払い下げのダビッドソンオフセット印刷機を購入し、物資不足の中売りに出されていた洋紙倉庫をロール紙ごと買い取り印刷事業を開始しました。

 

高度成長期には、米国で開発され航空業界で採用されていた立体製図技術「テクニカル・イラストレーション」を、のちの三代目社長である志村利雄が原書を輸入して自ら翻訳し、当時の製図作業員に教育。これが当時の国策合弁会社・日本航空機製造株式会社の知るところとなり、わが国初の旅客機YS-11部品表の制作と印刷を受託しました。

 

1970年代には、当時「マイコン」と呼ばれた一般販売されたばかりのコンピューターを駆使して自動翻訳と自動編集を実現し、RS232Cケーブルで繋いだオリベッティの電動タイプライターから、図版を貼ればそのまま印刷できる「一枚版下」を出力することに成功。この技術は後にPostScriptコードを生成しレーザープリンターに送り込んでプリントすることで、イラスト図版も含めた真の「一枚版下」を実現しました。

 

その後も、データ処理、CTP印刷、3DCAD活用、XRへの展開など、創業から100年の間にチャレンジしたことには枚挙がありません。これらの技術とノウハウを活かし、お客様のBPOのご依頼にも業務フローやデータ整形などの最適化提案とともにご採用いただいた事例が数多くあります。

 

5年前に創業100周年を迎えた際には「TG Next100」を宣言し、現在はその6年目に入りました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックという想定外の事態には苦しめられましたが、この時期こそ変革のチャンスと捉え、一昨年には会社を移転して環境を一新しました。

 

私たちにできること。

それは「技術情報コミュニケーション」に創業以来携わってきたことによる、お客様と同じものづくり視点に立って、データ処理とコンテンツ制作の技術を活かし、お客様の隠れた課題を見つけ出す。そして、アナログ・デジタル両方のよいところを活かし、紙・電子ドキュメント・データ・静止画・動画・XR・メタバースなどの知見とノウハウを元に、AIやブロックチェーンなどを始めとする新技術を果敢に取り入れ、それらを複合した最適化提案をさせていただくこと。

これこそが、105年変わり続けてきた当社のコアコンピタンスであると確信しています。

 

次の100年目まで95年間、みなさまに、またそのご後継者に見守られ、これからも「技術情報コミュニケーション」で社会に貢献する当社を、今後ともよろしくお願いいたします。

 

株式会社 東京技術協会

代表取締役 鈴木 將人

 

※2024年2月11日、おかげさまで東京技術協会は創業105周年をむかえました